2019年6月14日

コーヒー消費大国フィンランド

フィンランドが、世界有数のコーヒー消費大国だということをご存知でしょうか?今回はコーヒーに関するお話をご紹介します。

世界一のコーヒー消費国フィンランド

世界一のコーヒー消費国フィンランド

北欧諸国があるスカンジナヴィア諸島にコーヒーが伝わったのは18世紀初頭と言われており、当初は特権階級の飲み物でした。 その後19世紀初頭には、コーヒーは徐々に一般の市民にも受け入れられ始め、第二次世界大戦中には輸入禁止という時期を経ながらも、現在では多くのフィンランド国民に愛されている飲み物となりました。 ここまでコーヒーが愛されるようになった理由は諸説ありますが、「知人とコーヒーブレイクをする」という習慣が根強いことも理由としてあげられます。 このコーヒーブレイクをとる習慣は私生活に限らず職場でも同様で、働く時間に応じてコーヒーブレイクをとれる回数が法律で決まっているのは、世界中でフィンランドのみです。

2015年に「International Coffee Organization」が発表した1人が1年間で消費するコーヒーの消費量データを見ると、フィンランドは年間平均12.2キロで世界1位でした。 日本は3.5キロなので、およそ日本の4倍もフィンランドの人々はコーヒーを飲む計算になります。

大量に飲むゆえの低品質

大量に飲むゆえの低品質

フィンランドのコーヒーは、基本的に浅煎りです。データが指し示す通り、多くの人が1日3~5杯ものコーヒーを飲むことが特別ではないフィンランド。 日本だと、オフィスの机にコーヒーを置いて仕事をしながら飲む光景をよく見ますが、フィンランドではオフィスでコーヒーを飲む場合、仲間数人で話しながら飲む光景を見ることができます。 コーヒーを飲みながら会話をするというのがフィンランド流とも言えます。それゆえに手軽に飲めるコーヒーが古来人気がありました。 あくまでコーヒーは一呼吸置くためのもので、嗜好品と考える人は少なく、正直美味しいコーヒーを飲める場所はフィンランドでは多くありませんでした。

フィンランドに訪れたサードウェーブ

大量に飲むゆえの低品質

そんな状況が変わったのが2000年のこと、この年から始まった世界バリスタ選手権でノルウェーのJava(ヤヴァ)というカフェのバリスタがチャンピオンになったことでした。 そこから世界的に北欧のカフェが注目されるようになり、フィンランドでも豆にこだわり、オーダー後一杯一杯丁寧に入れるカフェが増えるようになりました。 特にヘルシンキで、サードウェーブを牽引するカフェとして知られるのは、「Good Life Coffee(グッド ライフ コーヒー)」と「Kaffa Roastery(カッファ ロースタリー)」。 2つとも店内に焙煎所をもち、質の高いコーヒーを出すことで若者にも人気のカフェ。カッファロースターリーは、オーガニックコーヒー豆はもちろん、オーガニックミルクなども提供し、お客の多様性にも対応しています。

フィンランドに訪れたサードウェーブ

フィンランドのカフェの特徴は、窓が大きく取られていること。日照時間が年間で考えると短いので、よりお店を明るくするための手法と言われていますが、店内にいても開放感を感じることができます。 雑貨、街並み巡りだけではなく、「良質なカフェ巡り」。これもフィンランドを巡る楽しみの1つです。

コーヒーに関する話

次回予告

次回は、6月下旬に訪れる夏至祭をご紹介します。