2019年8月5日

誰にでも平等なフィンランドの森

誰にでも平等なフィンランドの森

誰にでも平等なフィンランドの森

フィンランドには、小さいものを含めれば優に100,000以上の湖が点在しています。 そのため「森と湖の国」と評されることも多いですが、森はどれくらいあるのでしょうか? フィンランドの森林が国土面積に対して占める割合は、およそ74%となっています。 日本も世界からみると森林が多いというイメージがありますが、国土面積に対しての森林の割合は68%に留まっています。 フィンランドは、先進国の中で最も森林の保有率が高い国なのです。

フィンランドの森はみんなのもの

フィンランドの森はみんなのもの

そんなフィンランドには、面白い法律があります。それは「自然享受権」。 簡単に言うと「自然はみんなのもの。誰しもが恩恵を受けることができる」ということ。 土地の所有者に迷惑をかけない限り、誰でも森に入り、自生しているベリーやキノコを自由に採取できる権利を持っているのです。 この自然享受権は、森に限らず、湖や、国立公園、群島も含まれ、フィンランド全土に適用されるものです。 そして、この自然享受権は、フィンランドの人々に限ったものではなく、外国からフィンランドに訪れる人々にも等しく与えられるものです。

自然の恵みに溢れる森

自然の恵みに溢れる森

夏から秋にかけては、特に多くの人が森に入ります。 ハイキングを目的として森に入る人々もいますが、多くの人々の目当ては、自生しているベリー、キノコやハーブ。 ベリーは冷凍で保存するものもありますが、ジャムや、ソースに、キノコはスープやシチューの具材として大活躍します。 ただ、注意をしなくてはいけないのが、キノコには猛毒を持つものもあるということ。 ベリーも中には食用ではないものもあります。 誰でも自由に採取することは可能ですが、実際に採取する際は、現地の人と一緒にするか、現地で開催されるキノコ狩りやベリー摘みのツアーに参加するのがオススメです。

自然と共に生きる伝統

自然の恵みに溢れる森

この自然享受権が明文化されたのは20世紀に入ってからのことですが、フィンランドの人々は、古来自然と共に生きてきました。 自然を大事にしながらも、自然は誰のものでもなく、国民みんなのものとして捉え、自生する食物を自分が食べられるだけ採取し、日々の生活に取り入れていく。 自然をこよなく愛するフィンランドの人々らしい生き方です。

フィンランドアイスクリームの魅力

次回予告

次回は、フィンランドアイスクリームの魅力をお話しします。