2019年11月25日

フィンランドで欠かすことのできない「サウナ」前編

フィンランドで欠かすことのできない「サウナ」

何気なく会話で使う言葉のなかに、実は外来語だったということが多い日本語。 例えば、"カステラ""こんぺいとう""天ぷら"はポルトガルから、"ズボン"はフランスから、"ポン酢"はオランダから。 あまりにも日常に溶け込んでいて、外来語だと気づかないものばかりですが、「サウナ」という言葉も外来語だったことをご存知でしょうか? 実は「サウナ」はフィンランドから来た外来語なのです。

サウナ無しでは語れないフィンランド

サウナ無しでは語れないフィンランド

フィンランドの人口は550万人程度ですが、フィンランド国内には300万ものサウナがあると言われています。 フィンランドのマイカー所持数より、サウナ所持数の方が多いという統計データもあるほど、フィンランドは「サウナ王国」なのです。

元来お風呂の代わりということもあるのですが、昔はサウナの中で出産をしたり、亡くなった方を清める場所としてサウナが使われていた歴史もあり、 人生の節目を迎える神聖な場所とも言えます。そして、現地で公共サウナに入るとわかるのですが、サウナが「コミュニケーションの場」として成立していること。 新しいモダンなサウナでは、あまりその光景を見ませんが、古くからある公衆サウナだと良く起こるのが、サウナ内での会話。 特にお年を召した方はよく喋ります。観光客に対しても「どこの国から来たの?」と普通に声をかけてくれたりもします。 コミュニケーションの場、裸同士の付き合いというワードで見ると、フィンランドのサウナは、日本の「銭湯」に近いイメージかもしれません。

フィンランド流サウナの入り方

フィンランド流サウナの入り方

ここで、フィンランド流サウナの入り方をご紹介しましょう。 男女共用になっている場合や、比較的最近できたモダンなサウナでは水着の着用もありますが、普通のサウナは、基本裸で入ります。 日本と違い、フィンランドのサウナは比較的低温です。 室内に熱せられた石が敷き詰められた箇所があり、そこに打ち水をすると大量の蒸気が出て、それを浴びるのがフィンランド流。 この一連の流れを「ロウリュウ」と言います。この蒸気を浴びながら、体を温め、大量の汗をかき、外に出ます。

フィンランド流サウナの入り方

この後は、体をクールダウンさせるのですが、外が湖畔や海に面していたり、プールがあるサウナであれば、そこに飛び込み体を冷やします。 そういったものがなければ、シンプルに外気浴をしながら、冷たい飲み物を飲んでクールダウン。 「サウナに入る、クールダウンをする」を1セットにして、3~5セット繰り返すのがフィンランド流サウナの入り方です。

公衆サウナだと、ロウリュウをする前に、室内に入っている人たちに「ロウリュウをしていいか」「何回水をかけていいか」の声がけを行ったり、 バケツに水がなくなったら最後にロウリュウした人が汲みに行くという暗黙のルールがあるのも趣があります

次回はサウナを巡るカルチャー

次回予告

次回は、サウナを通じて新しいムーブメントを起こしているイベントや、フィンランドサウナの本質を感じられる映画紹介など、サウナを巡るカルチャーをいくつかご紹介します。