2019年12月24日

サンタクロース、そしてフィンランドのクリスマス料理

フィンランドの北にあるロヴァニエミという都市に「サンタクロース村」という場所があります。 ここは、一年中いつ訪れてもサンタクロースに会える場所としても知られていて、多くの観光客が訪れる場所でもあります。 そのことからサンタクロース=フィンランドというイメージを持つ方も多いのではないでしょうか? 今回は、サンタクロース、そしてフィンランドのクリスマス料理をご紹介します。

サンタクロースは「冬至のヤギ」?

サンタクロースは「冬至のヤギ」?

サンタクロースをフィンランド語で「ヨウルプッキ」と呼びます。 もともと「プッキ」は「山羊」という意味で、「ヨウル」は現在では「クリスマス」の意味ですが元来は「冬至」を表す言葉でした。 フィンランドを含む北部ヨーロッパでは、クリスマスに山羊の仮面を被ったキャラクターが大きな袋を持って家を回る風習があります。 その仮面がリアルで泣き出す子もいるのですが、最後に「よいこ」にはプレゼントを渡します。 この風習が、ヨウルプッキ(サンタクロース)に繋がったという説もあります。

サンタクロースは「冬至のヤギ」?

もともとサンタクロースは北極で生まれたと広く思われていました。 これは1860年代にサンタクロースの絵を描いていたトーマス・ナストのアイデアであったと考えられていますが、1925年になってアメリカの新聞に「北極でトナカイのえさの苔が少なくなったのでサンタクロースはラップランド地方に移住した。」という記事が載りました。 その2年後、1927年にフィンランドの子供向けラジオ番組で、司会者が「サンタクロースはラップランドのコルヴァトゥントゥリ山に住んでいる。」と発言。 その経緯から、コルヴァトゥントゥリ山はフィンランドの北東部にある山なので、サンタクロースはフィンランドに住んでいるということになりました。

フィンランドのクリスマス定番料理

アドベントを楽しむための道具

日本ではチキンを食べる方も多いですが、フィンランドのクリスマスメイン料理は「クリスマスハム」です。もちろん全ての家庭というわけではありませんが、一番伝統的なものはクリスマスハム。 クリスマスハムを食べない家庭は、スモークサーモンや、ジビエを食べたりします。

その他には、ラーティッコと呼ばれるオーブン料理も、フィンランドのクリスマス料理として定番です。人参をメインにしたり、ジャガイモをメインにしたり、魚をメインに作ることもあります。 家庭によっては、数種類のラーティッコが出てくることもあります。 そして、フィンランドは酪農国家でもあるので、チーズもクリスマスの食卓に並びます。

アドベントを楽しむための道具

日本と違う点で考えると、クリスマスケーキを食べる風習はありません。その代わりに「ヨウルトルットゥ」というクリスマスパイを食べます。 星型をしたパイの真ん中にプラムなどのジャムが入ったもので、フィンランドのクリスマスで定番スイーツと言えます。

クリスマスに願掛けを

クリスマスイブの朝や昼にフィンランドの人々は「クリスマスポリッジ」をよく食べます。この時期のクリスマスマーケットでも提供される定番料理。 ポリッジは、フィンランドで日常的に食べられるミルク粥ですが、クリスマスポリッジには、シナモンもかかっていて甘味があります。 クリスマスポリッジを作る際に、アーモンドを1粒入れておき、お皿に取り分けます。 アーモンドが入っているクリスマスポリッジを食べた人には、来年幸福が訪れると言われていて、ちょっとした願掛けで楽しまれています。

次回は、フィンランドの年始の過ごし方をご紹介します。

次回予告

次回は、フィンランドの年始の過ごし方をご紹介します。