2020年2月3日

フィンランドでこの時期にしか食べられないタルト?

今回は、フィンランドの冬の遊び方をご紹介する予定でしたが、フィンランドでこの時期にしか食べられないタルトのお話を先にご紹介します。

フィンランドの2月5日はルーネベリの日!

2月5日のフィンランドは、祝日ではないのですが、様々な場所で国旗が掲揚されます。 これは、フィンランドの偉人の誕生日を祝うためです。 フィンランドで最も偉大な詩人と言われた「ユーハン・ルートヴィーグ・ルーネベリ」は、フィンランド国歌の歌詞を手がけ(正確には彼の作品の文章が国歌に使用されています)、 過去には彼の肖像が描かれた記念切手が発売されたこともあるほど、フィンランドでは有名な方です。

ルーネベリが愛したお菓子はこの時期でしか食べられない!?

ルーネベリが愛したお菓子はこの時期でしか食べられない!?

年明けから、ルーネベリの誕生日である2月5日頃までに、フィンランドの多くのカフェやスーパーで販売されるのが、この"ルーネベリタルト"。 ルーネベリの奥様が、彼の誕生日に作るこのタルトを彼が愛して止まなかったために、このネーミングになったそうです(諸説あり)。

ルーネベリタルトは、円柱の可愛らしいフォルムで、周りの生地はカルダモンやシナモンが練りこまれている甘みがありながらもスパイシーな生地。 そして上にはベリー系のジャム、その周りをアイシングで飾り付けする。もちろんお店ごとでアレンジがありますが、これが一般的なルーネベリタルト。 この時期にしか食べられないということで、このルーネベリタルトが目当てで、この時期にフィンランドに訪れる観光客もいるそうです。

1年中ルーネベリタルトが食べられる場所がある!

ほとんどのお店では2月5日以降、ルーネベリタルトが姿を消しますが、実は1年中ルーネベリタルトが食べられる場所があります。 そこは、ヘルシンキからバスで1時間ほど東に行った場所にある「ポルヴォー」という街。 ここは、ルーネベリの生まれ故郷でもあり、生涯の殆どを過ごした場所でもあります。

レトロな雰囲気が色濃く残る「Tee-ja Kahvihouse Helmi

ルーネベリが愛したお菓子はこの時期でしか食べられない!?

ポルヴォーでは、1年中ルーネベリタルトを食べられるお店がいくつかありますが、中でも一番人気なのが「Tee-ja Kahvihouse Helmi」。

ルーネベリが愛したお菓子はこの時期でしか食べられない!?

レトロな雰囲気が溢れる店内に入るとタイムスリップをしたかのような感覚になります。このカフェでは様々なケーキも販売されていますが、やはり1番人気はルーネベリタルトだそうです。 訪れた日のルーネベリタルトは、グルテンフリーのものと通常のもの2種類のラインナップ。 グルテンフリーのケーキは他にもあるそうで、健康意識が高いフィンランドらしさを感じます。

ルーネベリが愛したお菓子はこの時期でしか食べられない!?

今回は通常のものをチョイス。香り高いカルダモン、シナモンが練りこまれた生地と、ラム酒をほのかに感じるラズベリージャムの相性は絶妙で本当に優しい味わい。 コーヒーとの相性も良いので、レトロな雰囲気を楽しみながら、ゆっくり、少しずつコーヒーと一緒に頂くのがオススメです。

ルーネベリが愛したお菓子はこの時期でしか食べられない!?

ポルヴォーは、18世紀に作られた旧市街がいまでも残る観光地でもあります。 パステルカラーの建物や石畳、散策を楽しむにも適している街です。フィンランドに訪れる事があれば、是非訪れてみてください。

文・写真:LifTe編集部

次回は、フィンランドのバレンタイデー事情をご紹介します。

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