2020年3月27日

フィンランドのオーガニック事情

フィンランドのオーガニック事情

インターネットの普及により、昔と比較すると食品を購入できる場所は増え、食品に関する情報はより我々消費者に入りやすくなっています。 それに比例して、生産方法にこだわりを持った付加価値食品も増え「オーガニック」や「特別栽培」という言葉も普通に目にするようになりました。そして、近頃では「ベジタリアン」や「ビーガン」などの食に対する多様性の言葉も聞くようになりました。 今回はフィンランドのオーガニック事情、そしてそれを取り巻く環境についてご紹介します。

フィンランドの水道水はそのまま飲める!

フィンランドの水道水はそのまま飲める!

まずご紹介したいのは、フィンランドの水質。 大小合わせて100,000箇所以上ある湖は、夏に多くの人が訪れる憩いの場所です。 過去、工業化が進んだ時、フィンランドでも工場排水等で水質汚染が問題になったことがありましたが、自然を愛する人々が反対運動を行い、1970年代ごろから工場の排水を水源に流さないなどの措置がとられました。

そして、世界に輸出するほどの浄水技術進化もあり、現在では首都ヘルシンキはもちろん、フィンランド全土の水道水はそのまま飲むことができます。 フィンランドを訪れた際に必ずやることがあります。それは、スーパーやコンビニでミネラルウォーターを購入して、飲み終わったら水道水を入れるということ。 フィンランドの水は軟水なので、軟水に慣れている日本人でもお腹を壊すことはなかなかありません。 この水質の良さを活かしながら成長してきたのが、フィンランドのオーガニック産業です。

ありとあらゆるモノが揃うフィンランドのオーガニック製品

ありとあらゆるモノが揃うフィンランドのオーガニック製品

フィンランドが国を挙げてオーガニック事業に取り組み始めたのは2000年頃。 ヨーロッパ内では〝フィンランドはオーガニック先進国″と捉える国もあるほど、マーケットも順調に成長を遂げ、様々なオーガニック商品を生みだしています。 日本ではあまり目にすることがない、牛乳、卵、鶏肉、そして化粧品などにまでその幅は広がります。 そして、日本と比較すると審査が厳しいと言われる「EUのオーガニック認証」は当然として、フィンランド独自のオーガニック認証を取得している商品が多いのにも驚かされます。

ありとあらゆるモノが揃うフィンランドのオーガニック製品

実際に、ヘルシンキ中心地にあるオーガニック専門店「Ruohonjuuri Kamppi」に足を運ぶと、その商品ラインナップに圧倒されました。 先述した商品以外にも、アイスクリームや、シャンプー、離乳食、キッチン雑貨、生活にまつわるありとあらゆる商品がオーガニックです。

スーパーだけじゃない!ヘルシンキには、オーガニックにこだわったセレクトショップも!

スーパーだけじゃない!ヘルシンキには、オーガニックにこだわったセレクトショップも!

オーガニックに特化した場所はスーパーマーケットだけではありません。 昨年末、ヘルシンキにオープンしたセレクトショップ「「Metsä/Skogen(メッツァ/スコーゲン)」も、オーガニックや自然派由来製品のみを扱っています。 「メッツァ」「スコーゲン」はそれぞれフィンランド語、スウェーデン語で「森」の意味で、店内には実際フィンランドの北部から持ってきた木や苔をインテリアとして取り入れています。 取り扱う商品も、衣類から、生活雑貨、化粧品まで多種多様です。

スーパーだけじゃない!ヘルシンキには、オーガニックにこだわったセレクトショップも!

店内中央に設けられた"マッシュルームバー"と名付けられたカウンターでは、オーガニック飲料、そしてオーガニックフードが提供されるこだわりよう。 「メッツァ/スコーゲン」は、「森」に触れながら、自然にオーガニックや自然派由来のものに愛着が湧いてくる、まさにフィンランドらしいセレクトショップなのです。

そして、オーガニック市場が広がることで増えてくるのが、食べ方の多様性。ここの部分もフィンランドは日本より進んでいる印象があります。

次回は、「ビーガン」「ベジタリアン」などの食の多様性をご紹介します

次回予告

次回は、フィンランドの「ビーガン」「ベジタリアン」などの食の多様性をご紹介します。