2020年6月30日

フィンランドに住む女性のシンプルなライフスタイル

前回フィンランドのビーガンやベジタリアンを取り巻く環境をご紹介しました。今回は、実際にフィンランドに住む方が、どのようなライフスタイルを送っているのかをお届けします。

ヘルシンキのヴァッリラ地区に住む

今回お話をお聞きしたのは、ヘルシンキのヴァッリラ地区に住む"オーナ=エミリア・エンケルサーリ"さん。彼女の自宅でお話を伺いました (2020年2月 15日取材) 。

フィンランドらしいシンプルなライフスタイル

フィンランドらしいシンプルなライフスタイル

彼女の部屋は、インテリア雑誌に出てきそうなシンプルで清潔感のあるスタイル。室内のインテリアは最小限の物だけが置かれていて、 フィンランドでよく聞く「ミニマリスト(必要最小限の物で生活する人々)」を体現するような部屋に感心していると、こう説明してくれました。

「特に意識していることではなくて、小さい頃からこのような暮らしなの。 実家はヘルシンキから北に350キロくらい行った田舎なのですが、実家も余計なものが少なくて、シンプルなインテリアなの」。

フィンランドらしいシンプルなライフスタイル

キッチン周りもすっきりしていて、使い心地が良さそう。 作ることも食べることも好きだという彼女の食生活は、どのようなスタイルなのかを聞いてみました。

こだわり過ぎない 軽い感覚でビーガン素材を楽しむ

こだわり過ぎない 軽い感覚でビーガン素材を楽しむ

「家では、ビーガン素材を使った料理をしていますが、友達と外食する際に友達が望めばお肉やお寿司も食べたりします。 でも家でお肉を食べたのは、いつだったか覚えていないくらい食べていません」。

日本だとビーガンやベジタリアンと聞くと、それしか食べないという印象があったので、時と場合で使い分ける彼女のスタイルは新鮮でした。

こだわり過ぎない 軽い感覚でビーガン素材を楽しむ

「もちろん、外食でも、家で食べるときもビーガンとか、ベジタリアンというスタイルの人もいるけど、私みたいなスタイルの人も多いの。 何が食べられる、何が食べられないって決めちゃうと、窮屈になってしまうから、食べたいものを食べるようにしているわ」。

「ここ5年くらいで、ヘルシンキのレストランやカフェでも、ベジタリアンやビーガンメニューが充実してきているし、 普通のスーパーで取り扱っている食材も国産でビーガン素材というようなものが増えてきているのもありがたいわ」。

そもそも、なぜ彼女はビーガン素材を選ぶのかを聞いてみました。

こだわり過ぎない 軽い感覚でビーガン素材を楽しむ

「理由は2つあって、1つは環境に良いものを使いたい、取り入れたいということ。ビーガン素材は動物性由来のものは使用しないから、通常の食材を取り入れるよりも環境に良いの。 もう1つは、その方が、自分にとって体の調子がいいという単純な理由(笑)。重いものを食べたくないからビーガン素材のものを食べるという気持ちもあるの」。

心身共に健康でありたい

心身ともに健康を考える彼女の趣味は、ジョギングとヨガ。特にジョギングは週3回程度10キロを走ることを欠かしません。

心身共に健康でありたい

「このエリアは、ヘルシンキの中心部よりも緑が多いので、少し足を伸ばすとアラビア地区で、海岸線も走れるの。 3歳から親の影響で陸上競技をしていたということもあるけど、走ると体調も調子が良いので、長年の日課になっています」。

フィンランドでビーガン、ベジタリアンが多い本当の理由

フィンランドでビーガン、ベジタリアンが多い本当の理由

彼女の話を聞いて、ビーガン、ベジタリアンのイメージが変わりました。ストイックに追求している人もいるのでしょうが、 もっとライトに自身の健康のために選択している人がフィンランドには多いのです。 ヘヴィなものを食べたくない時に、ビーガン素材のものを摂取するという感覚は、とても新鮮でした。

このような感覚があるからこそ、日本に比べるとフィンランドは、ビーガン素材が広く浸透しているのではないでしょうか。

文・写真:LifTe編集部

よく食べている料理を実際に

次回予告

次回は、"オーナ=エミリア・エンケルサーリ"さんが、よく食べている料理を実際に作ってもらいます。