2020年7月29日

誰でも楽しめるフィンランド発祥のスポーツ「モルック」

今回は、子供から大人まで楽しめるフィンランド発祥のスポーツ「モルック」をご紹介します。 最近、日本のメディアでも取り上げられ注目されています。

モルックは、ルールがシンプルで奥深いからハマる人続出!

モルック

モルックが人気な理由は「道具さえあれば、誰もが楽しめる」ということ。小さいお子さんでも、歳を召した方でも、車椅子の方でも参加できるのがモルックの魅力です。 ルールがシンプルというのもポイントの1つですが、実は奥深いところもあるのが人気の所以です。

フィンランドでは暖かい季節になると、スーパーでモルックのセットが陳列されるようになり、ピクニックをしながら芝生でモルックをプレイする人達を多く見ることができます。

中にはお酒を飲みながらプレイする人たちもいますが、ちょっとした集まりでモルックを楽しむというのは、フィンランドの日常になっています。

2004年にはワールドカップも開催されるようになり、フィンランド以外の国々でもモルックの人気が高まっています。

これだけ押さえれば大丈夫!モルックの基本ルール!

モルックの基本ルール

まず必要になるのは、もちろんモルックをするための道具。 最低限必要なものは、「モルック」と呼ばれる投げる木の棒(本場フィンランドのモルックは白樺で作られています)と、数字が1本1本書かれている「スキットル」と呼ばれる12本の木の棒。

モルックの基本ルール

次にプレイ人数ですが、モルックは対戦形式。つまり2人いればプレイが成立します。2人で交互に投げていく、これだけで充分モルックの楽しみは体験できるはずです。 ちなみに、公式大会などでは、1チーム3人程度の対抗戦となることが多いため、4~6人いると、より深くモルックを楽しめます。

モルックの基本ルール

続いてプレイ方法です。まず数字が書かれている棒「スキットル」を上記のような形に並べます。

スキットルから、3~4メートル離れた場所に目印をつけます。この目印からはみ出ないように、モルックを交互に投げ合ってスキットルを倒していくのです。

モルックの基本ルール

モルックの投げ方は「下手投げ」です。野球のように上から投げてはダメ。ソフトボールのように下から投げるのがルールです。

下手投げであればモルックの持ち方は自由です。モルックの中央部分を持ってイラストの様に投げても良いですし、モルックの端を持ってモルックを縦にして投げても大丈夫。

倒れたスキットルは、倒れた場所でまた立て直して、その後次の人が投げます。 この「その場で立て直す」というのが、モルックが面白い理由の1つ。ゲームが進んでいくと最初は塊だったスキットルがどんどん離れていきます。

モルックの基本ルール

得点カウントの方法ですが、まずスキットルが1本倒れた場合は、スキットルに書かれた「数字」が、そのまま得点になります。

スキットルが2本以上倒れた場合は、倒れた「本数」がそのまま得点になります。

そして、倒れたスキットルが重なっていた場合は、完全に倒れていないスキットルはカウントされません。

上部イラスト右のパターンだと「10のスキットルが1本だけ倒れている」という形になるので10点となります。

モルックの基本ルール

最後に勝敗方法です。交互にモルックを投げ、スキットルを倒し得点を重ねていき、最終的に「50点ピタリ」になった方が勝ちです。

そして、プレイしていると度々起こるのが「50点を超えてしまう場面」。その場合は、投げ手の点数は25点に戻り、また50点を目指します。

また、3回続けてミス(スキットルを1つも倒せない)した場合は失格となります(チームで行っていれば失格者はその後投げられなくなる。 2人でプレイしていた場合その時点で勝敗が決定)。

モルックの面白いところはここ!

モルック面白いところ

プレイすると分かるのですが、投げる、倒すというシンプルな部分と、どう50点を目指すか、またはどう相手を50点にさせないかという「戦略性」の2面性をモルックで体験できるところが最大の魅力です。

そして、点数を足していって50にするという「足し算」の世界なので、小さいお子様から、お年を召した方でも十分に楽しめます。

フィンランド大使館で開催されたワールドカップ壮行会

モルック面白いところ

2010年には日本人7名がワールドカップに参戦し、2015年以降は、毎年「チームジャパン」として日本人が出場しています。

昨年のワールドカップ前には、フィンランド大使館で"壮行会"も開催され、大いに盛り上がりを見せました。

道具さえあれば、誰でも楽しむことができる「モルック」は、これからの季節アウトドアにもぴったりなのでオススメです♪

文・写真:LifTe編集部
シナモンロールやレットゥ

次回予告

次回は、フィンランドのソウルフードと言われるシナモンロールやレットゥを味わえる、ヘルシンキの人気カフェをいくつかご紹介します。