2020年9月24日

世界1位に選出されたフィンランド図書館「OODI」!

世界1位に選出されたフィンランド中央図書館「OODI」!

フィンランドの人々は、日本に比べて読書率が高いのをご存知でしょうか。あるデータによると、 日本では国民1人あたり図書館で年間に本を借りる冊数が1.5冊に対して、フィンランドは15冊、実に10倍もの差があります。

長い冬を室内で快適に過ごすための読書ということもありますが、フィンランドには利用しやすい、素敵な図書館が各地にあることにも起因しています。

2018年にヘルシンキ中央駅付近にオープンした「ヘルシンキ図書館(OODI)」は、デザイン性、最新設備、コミュニティ等様々な部分が大きな話題となり、 オープン1年足らずで200万人が来場し、一気に観光名所の一つになりました。そして2019年には、世界1位の公立図書館に選定され、名実ともに認められた「OODI」をご紹介します!

図書館をコミュニティの場所として捉える

図書館をコミュニティの場所として捉える

「OODI」が特筆すべき図書館として評価される場所は3Fの蔵書エリア。デザイン大国フィンランドらしい素晴らしい内観で、いるだけで心地よい空間になっています。

大胆に作られた寛ぎスペースでは、多くの椅子が設置され、訪れた人たちが思い思いの時間を過ごします。

図書館をコミュニティの場所として捉える

そして一番びっくりしたのが「食べても、喋ってもOK」ということ。 子供が遊ぶスペースでは、子供達がはしゃぎまわっている姿が見られますし、書籍や新聞ではなく、 ただ楽しそうに3Fにあるカフェで購入したパンを食べながら、おしゃべりをする大人たちもいます。

「OODI」は、本を借りるだけの図書館ではなく、新しいコミュニティの場所という概念で設立をされました。 各種イベントも開催されますし、この場所を通じて新しいコミュニティが形成されることに重きをおいているのです。

最新設備が整った使用者目線の図書館

「OODI」に用意されている設備は、最先端なものが揃います。 無料Wi-fiはもちろん、いたるところにコンセント口もあり、勉強や仕事をする方々を多く見受けます。

3Dプリンター

そして、最新の「3Dプリンター」や、ヒートプレス機、レーザーカッター、そしてミシンなども設置されていて、もちろん誰でも使用することが可能。

E-スポーツ

「E-スポーツ」が盛んなフィンランドらしいのが、「ゲームルーム」と呼ばれる専用の部屋。 ハイスペックなPCはもちろん、PlayStationやVR機を借りてプレイすることもできます。 単純な図書館ではなく、最新技術に触れ、学べるところというのが「OODI」のコンセプトの1つ。

誰でも受け入れる 全ての人のための「OODI」

誰でも受け入れる 全ての人のための「OODI」

「OODI」が示す新しい図書館のあり方を最も表現している場所は、この素敵な吹き抜けの階段にあります。 壁には様々な単語がフィンランド語で書かれています。「怠惰な人」「希望を失っている人」「酔っ払った人」などなど。これは「OODI」がもつコンセプトの1つ「全ての人のために」を言葉で表したもの。つまり「どんな人でも「OODI」は受け入れます。 「OODI」は全ての人のためのものです」というメッセージ。

OODI

居心地の良い空間を作り、最先端の技術を用意し、誰でも受け入れる「OODI」の徹底した姿勢は素晴らしいものです。是非フィンランドに行った際には、足を運んでみてください。

文・写真:LifTe編集部
ヘルシンキにある特色ある図書館

次回予告

次回は、ヘルシンキにある特色ある図書館をいくつかご紹介します。